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Chemical Web News #001

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お世話になっております。
ケミカル担当調査員・中村と申します。
日頃から弊社の調査レポートをご活用くださり、誠にありがとうございます。

この度、弊社では新たな情報発信ツールとしてCWN(Chemical Web News)の配信を始めました。
まずは月1回を目途に、期間中に起こった(または発表があった)ニュースを取り上げて、発信いたします。
皆様にとって有益な情報ツールとなるよう、弊社のケミカル調査員一同、まい進いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

*TOPICS*************************************************************************
〔モビリティ産業〕
・出光興産が次世代電池用固体電解質の開発プロジェクトに参画(2018/6/15)
・住友化学がPMMAをベースとした軽くて頑丈な透明樹脂を開発(2018/6/25)

〔電子産業〕
・JOLEDが印刷方式有機ELディスプレイを量産(2018/6/26)
・NECがウェアラブルデバイスを活用 「NEC感情分析ソリューション」の販売開始(2018/6/11)
・NEDOと東芝、面積世界最大のフィルム型ペロブスカイト太陽電池モジュールを開発(2018/6/18)

〔ファイン〕
・東大・東北大 浅い湖沼において光量の減少が水質悪化につながることを発見(2018/7/4)

〔グローバル〕
・三菱ケミカルが印・塩ビコンパウンド事業を買収(2018/6/21)
・三菱ケミカルがインドネシアのPVCコンパウンドメーカーを買収(2018/7/9)
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〔モビリティ産業〕
出光興産が次世代電池用固体電解質の開発プロジェクトに参画(2018/6/15)
出光興産は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進している
次世代電池用個体電解質の開発プロジェクトに参画。
同プロジェクトは、電気自動車(EV)用全固体電池の基盤技術確立を目的としている。
同社は、全固体電池用電解質の原料である硫化水素の精製・応用技術と、
電池材料メーカーとして最多の件数を有する固体電解質等に関する特許出願という強みを活かして、
同プロジェクトに貢献していく。

住友化学がPMMAをベースとした軽くて頑丈な透明樹脂を開発(2018/6/25)
住友化学は、内閣府の総合科学技術・イノベーション会議が推進する
革新的研究開発プログラム(「ImPACT」)の一環として、PMMAをベースとした軽くて丈夫な透明樹脂を開発した。
これは、プラスチック材料の中でも最高レベルの透明性、高い耐久性、傷がつきにくい硬さを兼ね備えたPMMAに、
割れにくい性質を付与することでガラスや金属の代替となる高剛性・高タフネス透明樹脂を実現したもの。
今後は、前面窓やルーフ部材といった自動車用部材などの大型成形品向けにスケールアップの検討を進めるとともに、
幅広い分野への応用・展開に取り組む。

〔電子産業〕
JOLEDが印刷方式有機ELディスプレイを量産(2018/6/26)
有機ELディスプレイを開発・製造・販売するJOLEDが、印刷方式有機ELディスプレイの量産に向けて、
2018年7月1日に「JOLED能美事業所」(石川県能美市)を開設した。
世界初となる印刷方式有機ELディスプレイの量産工場として、2020年の稼働開始を目指している。
当事業所は、基板サイズG5.5、ガラス基板ベースで月産約2万枚の生産能力を備えるJOLEDの主力拠点となる予定。
車載向けやハイエンドモニター向けなどを中心に、
中型サイズ(10~32型)の印刷方式有機ELディスプレイを生産していく。

NECがウェアラブルデバイスを活用 「NEC感情分析ソリューション」の販売開始(2018/6/11)
NECは、TDKが製造するリストバンド型のウェアラブルデバイスを用いて、
心拍変動データなどから感情を可視化する「NEC 感情分析ソリューション」の販売活動を開始した。
これはNECと名古屋市立大学が共同開発を進めている感情分析が可能な感情認識技術と、
クラウドサービスやTDKのウェアラブルデバイスなどを組み合わせたシステムとなっている。
すなわち、リストバンド型のデバイスを装着した対象者の心拍変動データなどをリアルタイムに収集・分析し、
「興奮・喜び」「ストレス・イライラ」「憂鬱・疲労」「穏やか・リラックス」の感情を可視化。
専用アプリケーション上で現在の感情や1日の感情履歴などが表示できる。

NEDOと東芝、面積世界最大のフィルム型ペロブスカイト太陽電池モジュールを開発(2018/6/18)
NEDOと東芝は、両立が困難とされていた
セルの大面積化と高効率化を実現するフィルム型ペロブスカイト太陽電池モジュールを開発した。
モジュール面積は703cm2(世界最大)で、エネルギー変換効率は11.7%。
これは、東芝が保有するメニスカス塗布技術に加えて新たなプロセス開発などを組み合わせ実現した。
面積の広さに加え、しなやかさと軽量性を併せ持つことで、
将来の太陽電池の設置場所拡大につながることが期待されている。

〔ファイン〕
東大・東北大 浅い湖沼において光量の減少が水質悪化につながることを発見(2018/7/4)
東京大学総合文化研究科の山道真人講師と、東北大学生命科学研究科の占部城太郎教授ら研究グループは、
光が弱まることが、植物プランクトンを増やし、水質を悪化させることを発見した。
研究グループは、米コーネル大学が所有している30m四方、深さ1.5mの野外実験池において
、プール用の遮光カバーを浮かべて太陽光を遮り、7月から3ヶ月間、生態系の反応を観測。
その結果、暗い池ほど水質悪化の原因とされる植物プランクトンが増加傾向で推移した。
これは、浅い湖沼で光が減り、競争者である水草が減少することで、栄養が使われなくなり、
植物プランクトンの成長が加速したとみられる。
今後は、国内外の環境政策に影響する学術的知見として利用されると予測される。

〔グローバル〕
三菱ケミカルが印・塩ビコンパウンド事業を買収(2018/6/21)
この度、三菱ケミカルはWelset Plast Extrusions Pvt. Ltd(インド、以下「Welset社」)と、
Welset社の塩ビ(PVC)コンパウンド事業を買収することで合意した。
Welset社のPVCコンバウンド事業は、特にメディカル分野でインド国内最大シェアを誇るほか、
ASEAN市場においても確固たる基盤を有する企業。
一方、三菱ケミカルは現在インドにて、エアバッグ用途を中心とした自動車分野に事業展開している。
この度の買収により、三菱ケミカルはメディカル用コンパウンド事業に新たに参入し、
インドやASEAN地域で同事業を推進するほか、既存のPVCコンパウンド事業の拡大も狙う。

菱ケミカルがインドネシアのPVCコンパウンドメーカーを買収(2018年7月9日)
三菱ケミカルは、PVCコンパウンドメーカーであるPT. ABC Plastindo(インドネシア、以下「Plastindo社」)の
買収を決定。買収完了日は2018年8月を目途としている。
Plastindo社がインドネシアにおいて展開するPVCコンパウンド製品は、
自動車、電線被覆等の産業資材ほか多岐にわたる分野で使用されている。
一方、三菱ケミカルはASEAN地域において自動車分野を中心に事業を展開。
この度の買収により、成長著しい同地域全体において、自動車分野、電線分野等への事業展開を
より一層加速させていく。

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