*TOPICS******************************************************************************************
〔アグリ〕
┗スマート農業にドローン×AI活用へ 実証実験がスタート(2019/4/22)
┗バイエル、新規殺菌剤を発売(2019/4/8)
┗シンジェンタジャパン、ドローン企業と提携(2019/4/4)
〔メディカル〕
┗王子ホールディングス、人工透析向け医薬品原薬を開発(2019/4/19)
┗武田テバファーマと武田テバ薬品、ジェネリック医薬品の原薬製造国を公開(2019/3/6)
*************************************************************************************************
〔アグリ〕
▽▽スマート農業にドローン×AI活用へ 実証実験がスタート(2019/4/22)▽▽
JAふくしま未来、NTT、エンルート、日本農薬が連携し、準天頂衛星「みちびき」対応のドローンで撮影した稲の画像をAIで分析、判断する実証実験を実施した。これは、福島県南相馬市の約8ヘクタールある水田(「天つぶ」対象)で2021年3月まで実施する予定。作業時間3割減、収量3割増を目標としている。
実証実験では品質向上を目標に、「スマート生育判断・追肥」「スマート病害虫診断・対処」「スマート病害虫予測・対処」の3本柱に焦点を当てる。
これら実証実験で得たデータは、営農支援プラットフォーム「あい作」に蓄積し、農業従事者や営農指導員などに共有される。
▽▽バイエル、新規殺菌剤を発売(2019/4/8)▽▽
バイエル クロップサイエンスは、テブコナゾールとキャプタンといった2種類の有効成分を配合した殺菌剤「バラライカ B水和剤」の販売を北海道地区限定で開始した。
本剤は2種類の有効成分を配合することで、小麦の最重要病害である赤かび病とカビ毒汚染を抑制。高品質な小麦の収穫に貢献するとしている。
▽▽シンジェンタジャパン、ドローン企業と提携(2019/4/4)▽▽
シンジェンタジャパンはDJI JAPANと業務提携に向けて覚書を締結したと発表。DJI JAPANは民生用ドローンと空撮技術で世界をリードする企業で、この度の業務提携は日本農業の持続的な発展に貢献することを目的としている。
両社は日本の農業の持続的な発展に貢献すべく、下記5点について提携することで合意。①農業ドローンによる安全な薬剤散布技術と教育カリキュラムの確立、②散布実証試験の共同実施、③共同プロモーション活動の実施、④市場の開拓と新規ビジネスモデルの構築、⑤スマート農業への共同技術開発の5点となる。シンジェンタジャパン代表取締役社長の的場氏は、「DJI JAPANの高性能な農業ドローンは農業分野のみならずゴルフ場等の非食用作物分野においても幅広い活用が期待されている」と述べ、活用の場の拡大を目指している。
〔メディカル〕
▽▽王子ホールディングス、木質由来の人工透析向け医薬品原薬を開発中(2019/4/19)▽▽
王子ホールディングスは、人工透析薬向けの医薬品原薬を10年後目途に完成させるべく開発に取り組んでいることを明らかにした。
原料となるのは、木材から繊維原料を取り出す過程でできる副産物で、5年以内には馬用関節炎薬向け、10年後を目途に人工透析薬向けに使えるよう開発を進めている。同原薬はヘパリン(抗凝固薬)の代替品として採用を目指しており、動物由来のヘパリンに対して、同原薬は木質由来であるためハラル認証医薬品としてイスラム教徒の需要も見込む。
現在、ヘパリン医薬品の市場規模は約1兆円。同社はこの原薬で将来的に100億円規模の売上高を目指している。
また、同社は4月11日にも木質成分(ヘミセルロース)を原料とする医薬品用原薬「ポリ硫酸ペントサンナトリウム(PPS)」を浜理薬品工業と共同開発すると発表。木質成分の医薬品・化粧品・食品等ライフサイエンス分野での用途展開を進めている。
▽▽武田テバファーマと武田テバ薬品、ジェネリック医薬品の原薬製造国を公開(2019/3/6)▽▽
武田テバファーマと武田テバ薬品は、製造販売する後発医薬品について原薬製造国の情報の公開を始めたと発表した。これは、医療機関からの要望に対応したもので、3月1日から同社の医療関係者向け情報サイト「武田DI-net」で、原薬の最終製造国を公開している。同サイトで公開している製品の詳細情報ページ中の「備考」欄にて、備考欄で原薬の最終製造国が見られる仕組み。