*TOPICS*************************************************************************************************
〔アグリ〕
・農水省、農業分野のデータ契約についてガイドラインを策定(2018/12/26)
・バイエルクロップサイエンス、新規水稲用除草剤の販売開始(2019/1/11)
〔メディカル〕
・三谷産業、医薬品原薬製造事業で設備投資を拡充(2018/12/19)
・日本曹達、医薬原料を増産(2018/12/20)
・ワイエムシィ、バイオ医薬品原料工場増設(2018/12/26)
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〔アグリ〕
▽▽農水省、農業分野のデータ契約についてガイドラインを策定(2018/12/26)▽▽
農林水産省は12月26日に、「農業分野におけるデータ契約ガイドライン」を策定した。
これは、近年加速する農業分野でのデータ活用を背景に、現場の実態に即したデータの提供・利活用のルールを整備することが目的。
同ガイドラインは、データ契約を「データ提供型」、「データ創出型」、「データ共用型(プラットフォーム型)」の3種の類型に整備し、各類型で契約条項例や主な法的論点等をルール化している。
なお、ガイドラインは、経済産業省が策定した「AI・データの利用に関する契約ガイドライン(データ編)」を踏まえつつ、取り纏めた。
▽▽バイエルクロップサイエンス、新規水稲用除草剤の販売開始(2019/1/11)▽▽
バイエルクロップサイエンスは、水稲用除草剤「カウントダウン」(初・中期一発処理除草剤)を1月11日から販売する。
同製品は、バイエルが開発したトリアファモンとフェントラザミドに、クミアイ化学工業が開発したエフィーダという作用機構の異なる有効成分を3種類含有する。
トリアファモンは、ノビエや多年生イネ科雑草、難防除多年生雑草に対して高い除草効果を発揮。フェントラザミドは、ノビエおよび1年生広葉雑草、エフィーダはSU抵抗性雑草などに効果がある。
バイエルは「カウントダウン」を1キロ粒剤、フロアブル、ジャンボの3剤型で展開し、需要獲得を狙う。
〔メディカル〕
▽▽三谷産業、医薬品原薬製造事業で設備投資を拡充(2018/12/19)▽▽
三谷産業は、子会社で医薬品原薬の開発・製造・販売しているアクティブファーマが、R&Dのスピードを高め、更なる収益基盤の強化を図るため、富山八尾工場での研究・品質管理棟および少量合成棟の新設ならびに原料・製品倉庫の拡張について2017年12月に決議したと発表。
その後、アクティブファーマにおいて、ジェネリック医薬品原薬の製造に加え、新薬および長期収載品向け原薬の製造も視野に入れた実行性の検証を行い、検証の結果が良好であったことと案件が具体化したことから、今般、研究設備および製造設備の全面見直しを行うとともに製造ラインの拡充を行うことが決まった。
▽▽日本曹達、医薬原料を増産(2018/12/20)▽▽
日本曹達は、医薬品などに混ぜる「ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)」を増産する。約50億円を投じ、二本木工場(新潟県上越市)に新しい生産ラインを設ける予定。世界消費量の約4割を供給する二本木工場の増強により、供給体制を盤石にする。なお、HPCは薬やサプリメントに欠かせない材料の一つである。
▽▽ワイエムシィ、バイオ医薬品原料工場増設(2018/12/26)▽▽
ワイエムシィは、バイオ医薬品の精製に使う分離剤の原料製造工場を小松事業所(石川県小松市)に増設すると発表した。約20億円を投資し、2020年3月に完成予定。原料の製造能力は現在の5倍になる見込み。
同社によると、2018年1月に小松事業所に原料の製造設備を約10億円で導入して稼働させたが、世界中でバイオ医薬品事業の需要が増えていることから増設することで対応する予定。