第23回は、2022年11月15日に発刊した『高コレステロール血症の患者調査』です!
高コレステロール血症と診断され、治療のために現在医療機関を受診し、薬物治療を行っている570人を対象に、診断されるまでの経緯や医療機関の受診状況、治療目的、疾患リスクの状況、現在の治療実態・アンメットニーズ、オンライン診療や治療管理/治療用アプリのニーズ、改善効果の高い薬のニーズ等を集計・分析した当レポートについて、弊社リサーチャーの水上徹に調査のポイントについてインタビューしました!
水上 徹 プロフィール
リサ・リューション事業部 ソリューショングループ Medical
係長 水上 徹
—Profile—
入社してからほとんどの期間で、Medical関連の調査を担当。
現在はMedical関連の患者調査、ドクター調査および独自調査を行っている。
―なぜ、今回高コレステロール血症の調査を実施しようとしたのですか?
水上:今回、高コレステロール血症のほかに、同じ生活習慣病の患者調査として、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)と2型糖尿病の調査も実施しております。
これら疾患において、親和性が高いとされるオンライン診療や治療用アプリなどのDTx(デジタルセラピューティクス)について、どれくらいニーズがあるかを調査できればと思いました。
また、高コレステロール血症は治療自体は確立されている疾患ですので、治療にどれくらいの満足されているのか、アンメットニーズとしてどのようなことが挙げられるかを知るべく、今回調査を実施しました。
―今回の高コレステロール血症患者さんの調査で、明らかになったことは何ですか?
水上:いろんな疾患の調査との比較においても、全体的に治療満足度は高めでしたが、40代以下の若年層で比較的に満足度は低く、高コレステロール血症に不安(リスク)を感じている方も8割近くと多数おられたことから、若年層にアンメットニーズがあることが明らかになっています。
さらに、新しい治療薬(既存薬より改善効果が高いもの)のニーズも、若年層で高い傾向にありました。
―では、オンライン診療や治療用アプリなどDTxのニーズはどうでしたか?
水上:同時期に調査を行っている、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)や2型糖尿病とも近い傾向にありますが、オンライン診療は利用経験がある方は非常に少なく、一方で今後の利用意向が高い方は半数近くを占めました。
また、治療用アプリについても、使用意向が高い方は4割と低くはありませんので、いずれもニーズはありそうです。
―今回の高コレステロール血症患者さんの調査のここに注目してほしい!というポイントがございましたら、是非ともお聞かせください。
水上:そうですね、最初に挙げた調査背景のところを中心に注目して頂きたいと思いますが、それ以外でも40以上の様々な質問項目がありますので、ご興味をお持ち頂けそうな、また気になる内容がございましたら、ぜひご覧いただきたいと思います。
弊社では、web会議により、実際のレポートのご試読・ご案内が可能ですので、どうかお気軽にお問い合わせください。
―貴重なお話しありがとうございました。今回インタビューしたレポートは絶賛発売中です。ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。