美容・化粧品
第108回は、2025年1月28日発刊の『2025年 製薬企業の中国戦略』です!
日本企業5社と海外企業5社を対象に、中国における事業体制や拠点、製品展開、開発状況、提携状況、製品売上、今後の戦略を分析することで、現在の市場実態を把握し、将来の市場動向や方向性を明らかにすることを目的とした当レポートについて、弊社リサーチャーの安田俊に調査のポイントをインタビューしました!
安田俊 プロフィール
リサ・リューション事業部 リサーチグループ Medical
安田俊
—Profile—
2019年の入社後、ケミカル分野で主に市場調査を担当。
現在は、医薬品領域において製薬企業のR&D戦略や抗体医薬品、再生医療などの調査を行ったほか、昨年は治療用放射性医薬品に関する調査を実施した。
趣味はサッカーで、休みの日によくフットサルに参加している。最近は、スノボーにも挑戦中。
―なぜ、今回中国に関するの調査を実施しようとしたのですか?
安田:当レポートは2018年以来のリニューアルとなりますが、その間に中国では『健康中国2030』政策のもとで医療サービスや予防、健康教育、環境保護など幅広い改革が進められ、これに伴い日米欧の製薬企業も新薬の研究開発を軸に研究開発施設の新設や現地企業とのパートナーシップ構築など事業強化を進めています。
今回の調査では、日本および欧米の製薬企業を対象に、中国市場における現在の取り組みや市場実態を把握し、今後の市場動向や方向性を明らかにすることで、皆様の戦略策定に役立てていただきたいと考えています。
―そのような背景があったのですね。では、調査を実施してどのようなことが明らかになったのでしょうか。
安田:まず、日本の製薬企業は、新薬の上市による新規事業への参入や現地企業とのパートナーシップを活用した事業強化に注力しており、高付加価値の医薬品の上市を通じて中国市場に本格参入する企業があるほか、現地企業との提携によるパイプライン拡充の動きも活発化しています。
また、米欧の製薬企業は研究開発施設の新設や新薬開発を支援するデジタル事業の強化に取り組み、新薬や新適応症の開発をグローバル市場と同時に進めるとともに、現地企業やアカデミック機関との協力関係の拡大、さらには人工知能(AI)を活用したプラットフォームを軸に最先端医療分野への取り組みを進めています。
―そうなのですね。では、今回の調査のここに注目してほしい!というポイントがございましたら、是非ともお聞かせください。
安田:注目ポイントとしてはやはり新薬開発が挙げられ、中国でも米国や欧州に並んで、高付加価値を有する抗体医薬品(抗体薬物複合体・二重特異性抗体)、再生医療(細胞治療・遺伝子治療)、核酸医薬品、治療用放射性医薬品といったモダリティが今後の重要な分野となっており、多くの企業が中国をグローバルな同時開発の重要拠点と位置づけ、研究開発を推進しています。
―なるほど、今後の各企業の開発動向にも注目したいですね。最後にこの資料に興味を持たれている方に一言お願いします。
安田:中国市場は、今後の医薬品マーケットにおいて米国、欧州に並ぶ重要なマーケットとなることが予想され、人口の多さや高齢化の進行、医療制度の整備に伴って医薬品需要が拡大すると見込まれています。
当レポートは競合の動向を把握したい製薬メーカー様だけでなく、マーケティングや営業担当の方々にも広く関わるテーマとなっております。
また、当資料は無料で3日間ご試読いただけますので、ご興味がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
なお、今後も当資料は、内容を更新して発刊を重ねていきますので、「このような内容を追加してほしい」など、ご要望やご意見をいただけますと幸いです。
―本日は貴重なお話ありがとうございました。
さて、今回インタビューした「2025年 製薬企業の中国戦略」レポートは絶賛発売中です。
ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。
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