王子ホールディングス、共同開発で化粧品原料向けセルロースナノファイバーを製品化(2019/4/8)

2019.05.16

王子ホールディングスは、日光ケミカルズと化粧品原料向けにセルロースナノファイバーを共同で開発し、「アウロ・ヴィスコCS」として製品化した。
同製品は、同じ天然素材由来の増粘剤であるカルボキシメチルセルロースなどと比べて、100倍以上の粘度を持ちながら、高チキソ性(力を加えると粘度が下がり、静止すると元に戻って粘度が上がる性質)を示し、べたつかず瑞々しい感触を併せ持つ。また、粒子分散安定性にも優れるなど、化粧品への幅広い応用が期待できる。
すでに、2018年に開催された世界最大級の化粧品原料展にて受賞歴を持ち、世界中の需要家から製品化を待望されていた製品だけに、今後の展開に期待がかかる。

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