神戸大学ら、スマートセルの開発で医薬品原料の生産性向上

2019.05.30

NEDO、神戸大学、石川県立大学は、計算機シミュレーションを用いて微生物の代謝経路と酵素を新しく設計することで、医薬品原料の生産性を2倍以上向上させることに成功した。
この度、生産性の向上に成功した医薬品原料は、鎮痛薬などに使用されるベンジルイソキノリンアルカロイドの前駆体化合物テトラヒドロパパベロリンである。
同技術を様々なターゲット化合物に応用することで、既存の手法では生産が困難な有用物質の生産が可能となり、生物機能を活用して高機能な化学品や医薬品などを生産する次世代産業「スマートセルインダストリー」創出が期待されている。

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