初めましてこんにちは!ケミカル・自動車担当の中山です。今回初めて記事担当となり、緊張していますが、ブログなので読みやすくフランクな記事にしていきたいと思います。宜しくお願いします!
【面白CMと若者の車離れ】
さて、自動車業界は各社、消費者のニーズを掴もうと様々な企業努力をしていると私は日々感じています。その中で、今回は「企業の宣伝活動・CM」に注目してみました。
私が自動車のCMで面白かったものといえば、2014年5月にドイツの自動車メーカー「メルセデス・ベンツ」と任天堂の人気ゲームキャラクター「マリオ」がコラボレーションしたものが印象に残っています。
内容は、マリオシリーズのコスプレをした外国人が、実車のGLAから降りて現れるも、敵キャラクターに接触してミスするなどゲームを忠実に再現。3年前のCMですがあまりの衝撃的な映像に笑ってしまい、自動車にあまり興味がなかった私もつい惹かれたことを覚えています。ちなみにメルセデス・ベンツ日本がマリオの「どんな場所でも警戒に走り、老若男女問わず幅広い人に愛される」キャラクターに目を付けて、任天堂に打診。快諾を得て、実現したそうです。また、東洋経済オンラインなど様々なメディアで取り上げられたりするなど、非常に人気になりました。
【メルセデス・ベンツの狙いとは】
なぜメルセデス・ベンツがこのようなCMを作ったのか少し調べてみました。まず、ターゲット層は「マリオ」が知られるきっかけとなったゲーム「スーパーマリオブラザーズ」の発売年が1985年(32年前)で、現在でも「マリオ」を題材にしたゲームが発売されていることから、20代~40代の若年層に向けたものだったと思われます。ではなぜこの層を狙ったのでしょうか。
一般社団法人日本自動車工業会の「2015年乗用車市場動向調査」によると、「若年層のうち、車に全く関心のない人が3割いる」そうです。つまり、メルセデス・ベンツはこういった車に興味の無い層にも関心を持ってほしいという狙いでこのようなCMを作ったのではないでしょうか。
さて、弊社では只今自動車に関する調査資料を2点発刊する予定となっております。
まず、大手ケミカルメーカーを中心とする企業の自動車向け材料に関する事業戦略について詳細をまとめた
「2017年 ケミカルメーカーの自動車向け事業戦略調査」
―自動車事業の現況と今後の事業戦略を探る―
◇東レや住友化学などメーカーの事業概要や事業規模ランキング、今後の事業計画などをまとめています!
次に、自動車向け部品を製造しているメーカー250社以上の事業概要をまとめた
「2017年 自動車部品メーカーの事業概要総覧」
―ケミカルメーカーの新規顧客開拓データ―
◇売上など企業データや、製造している部品を自動車部位ごとに分けた「部品展開」に加え、自動車軽量化のカギを握る「樹脂部品」についての詳細などをまとめています!
両資料とも、6月下旬に発行予定。現在、鋭意製作中です。是非期待してください。