こんにちは。医療用医薬品担当の松田です。4月になりましたね、全国各地で桜の開花宣言が出る中、皆様どのようにお過ごしでしょうか。私はと言いますと、鼻に花粉がたまっているおかげで、ティッシュが手放せない毎日を送っています。桜が見たいのに、お花見をすると花粉1か月分プレゼントというキャンペーンへの参加を余儀なくされます。嗚呼、この暖かな春の空気を、気兼ねなく吸い込みたい…。花粉がなくなると植物が育たなくなるので、花粉は否定しません。花粉症よ、私から飛んで行け～…
さて、4月から新生活が始まる方も多いのではないでしょうか。最近は、道路で、通勤の電車やバスの中で、はたまたお昼の定食屋で、社会人1年生をよく見かけます。
「ネクタイ曲がってるよ」「上着からシャツ見えてるよ」「ちゃんとヒゲ剃った？」「お化粧ばっちりかな？」
社会人として大丈夫かよ…って心配している私も、今朝は自分のズボンのチャックが半開きのまま、最寄駅まで歩いていました。あぁ、恥ずかしい。
わくわくと希望に満ちた4月ですが、生涯1度だけ不安になったことがあります。大学1年生になった時のこと、私は奈良を離れ茨城の大学に通うことになりました。1人暮らしをしたいと待ち望んでいたのに、引っ越しの当日に手伝いをしに来た父親が奈良に帰った後、すごく不安になりました。自分1人という自由な時間なのに「何をすればいいのか？」「話し相手がいない」「映画でも見ようか、いやレンタルビデオ屋はどこかわからない」とそうこうしているうちにおなかがすいてきました。「今日の晩御飯は？いや自分で作らないと無いんだった」そうです、右も左もわからない野に放たれた私は、
「自分がしっかり目的を持って行動しないと、時間が動かない」
と言うことに気づきました。食事、洗濯、入浴、起床、家計簿…今まで家族にしてもらっていたことを自分でしないといけないのです。
そう危機感を感じながら、その日なぜか「チンジャオロース」を作ったのを覚えています。ただ、そのチンジャオロースはあまりおいしくありませんでした。小学校1年生の頃に先生が言っていた「みんなで食べるごはん（給食）はおいしいね」という言葉を思い出しました。当時は、「何言ってんねん、味なんて変わらへんやん」と思っていましたが、その言葉の重みに約15年の時を経て気づきました。そして、食事中に父親から「頑張れよ、こっちは今東京駅でブラックマヨネーズの小杉に会ったぞ」とのん気なメールが届き、涙したのを覚えています。
その後は、大学で良き友人たちに恵まれ楽しい4年間を過ごしましたが、自分自身がしっかり目的と責任を持って行動すること、家族を始め自分を支えてくれる人のありがたみを学びました。
さて、4月中旬に「2017年 製薬企業の提携戦略」を発刊いたします。新たな船出に不安は付き物です。事業における良きパートナーを見つける糧にしていただければ幸いです。
新入社員になる人、不慣れな土地へ異動された方、新しいポジションになり部下が一気に増えた方、この1か月は新しい空気と闘う日々が続くと思います。休みの日にはパァーッと騒いで、何とかゴールデンウィーク（今年は休日の関係でやや少ないですが）までがんばりましょう！「住めば都」、軌道に乗ればなんでも楽しいものです！