こんにちは。医療用医薬品担当の松田です。2月も後半、と言ってもあと10日経つと3月になるわけで…時の流れは相変わらず早いですね。「1日1日味わいながら生きないと」と思いながら、先日同僚の方からもらったチョコレートを噛みしめてブログを更新しております。そうです、先週の14日はバレンタインデー。皆様はどのように過ごされましたか?自宅のドアが開かなくなるぐらいチョコがもらえるような人生を送りたいと思っている私ですが、現実はそうはいきませんね…。
バレンタインと言えば、各々いろんな思い出がありますよね。私の場合、「○○君と仲良いよね?これ渡しといて!」とか「余ってるからあげるわ」とバレンタインの度に、甘くもないほろ苦い体験をしていたように思います。思春期の頃、チョコレートの数を競う時に、「母親からの1個しかもらっていない」という事実を心の奥底に閉じ込めて、「3個かな」とウソなのにせこい答えを言った情けない記憶もあります。でも、「所詮バレンタインはチョコ会社の陰謀や」と思ったことはありません。いつか本命のチョコレートをもらえる日を信じていたからですかね。ただ、かつて一度だけ、バレンタインでほんのり甘い経験をしたことがあります。少々長いですが、お付き合いください。
私が中学生だった時の話です。学級での席が隣、私の所属する男子バレー部と敵対する女子バレー部に所属し、背丈も私より10センチ大きい女子Aさんがいました。部活、休み時間、時には授業中も事あるごとに口げんか。
そんないがみ合いの毎日が続き、その1年が終盤に差し掛かったバレンタインの日、私は意識しておらず、授業が終わり部室に向かおうとしていました。すると、教室を出たところでAさんと仲良い女子たちに、「松田、Aが呼んでるで」と高圧的な態度で取り囲まれ、腕を強引に掴まれました。「俺部活やねん、離せや!」と抵抗したのも無駄、身長150センチと小柄だった私を連行するのは容易いようで、私は首をつかまれた猫のように軽々と連れていかれました。行き着いたのは、普段誰も行かないような薄暗い理科室の前。
そこにいたのは、Aさん。なにやら小さな箱を持ち、いつもの態度の大きさが嘘のようにオドオドしている様子。「なんやねん、俺忙しいね…」と言いかけた時、Aさんの腕が大蛇のように目の前に伸びてきました。殴られるのかと思い、咄嗟に目を瞑ると、
「これ!」
無愛想な一言と共に、その箱を果たし状のように突き付けてきたAさん。受け取るや否や、彼女は仲間とともに廊下を走って逃げていきました。廊下の奥から、
「バレンタインやけど、勘違いすんなよぉ~、アホ~」
といつも通りのAさんの憎たらしい声。「あぁ、そうか。今日はバレンタインか」とようやくそこで、状況を理解することができました。そして、箱を開けてびっくりしたのを今でも覚えています。
「手作りとか、マジか…」
その後、なぜか自然とAさんとのいがみ合いはなくなりました。と言うより関わりがほぼ無くなり、そのまま中学を卒業しました。あのチョコレートを受け取った時、心臓が波打ちながら、じわじわ温かくなった感覚があったので、もしかしたら、向こうも私も、気になる異性としてお互いをとらえるようになったのかもしれません。長々とお付き合いいただきありがとうございます。
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バレンタインデーと言えばホワイトデー。先述の経験があり、大学の時はもらった相手限定で手作りチョコを返していました。男3~4人で、慣れない調理器具を使いながらチョコ苺大福を作ったり、生チョコクッキーを作ったりしました。人間、もらうだけではなく、お返しをすることも大事ですね。皆さんも素敵なホワイトデーを。