こんにちは。化粧品チームの北川です。
年が明けてあっという間に1ヶ月が経とうとしています。
今月は豪雪に見舞われる地域も多かったと思いますが、
皆さんの生活に支障は出なかったでしょうか。
私は雪が積もっているのを見て年甲斐もなくはしゃいでしまい、
肌の乾燥が酷くなってしまいました。いまだに肌はガサガサのまま・・・
早くなんとかしたいものです。
さて、今回はマンダムの研究成果についてご紹介したいと思います。
マンダムは今回、大阪大学大学院との共同講座にてヒトの汗腺の幹細胞を発見し、
単離することに成功しました。
これまでの様々な研究により、表皮や毛包などでは幹細胞の存在や機能が明らかとなって
いましたが、汗腺では幹細胞が存在するかどうかは証明されていませんでした。
そこで今回、同社ではまず汗腺細胞を単離する方法を確立し、汗腺幹細胞の発見に成功。
さらに、この汗腺幹細胞を用いて体外での汗腺構造の再生にも成功しています。
これにより、今後は汗腺にフタをする機能が中心だった制汗剤カテゴリーに
汗腺に直接作用することで『汗の量や質を改善する』など新しい機能が
提案できる製品の開発を目指しています。
近年、『スメルハラスメント』の認知が進んだことで男女を問わずニオイケアに対する
意識は年々高まっています。制汗剤市場は480億円程度(花王調べ)と
化粧品市場全体から見ればまだまだ小規模ですが、今回の研究成果を通じて
フタをすることで汗をかきにくくする、以外を訴求した商品が増加すれば、
この制汗剤市場は一層拡大するのではないでしょうか。
今回はここまで。次回は2月24日にお会いしましょう。