第12回は、2022年7月5日に発刊した『2022年 腸内環境の対策とニーズ(第2弾)』です!腸内環境に対する意識と対策の実態を明らかにすべく、 『腸内環境が気になる20~70代の男女1,236人』を対象にアンケート調査を実施。排便の実態や、腸内環境対策の実態、対策商品の摂取状況、腸内環境に対する意識、今後の対策意向、さらにヤクルト1000ユーザーの特徴なども分析した同レポートについて、弊社リサーチャーの森井 まゆ子と福井 淑乃にインタビューしました!
森井 まゆ子 プロフィール
リサ・リューション事業部 ソリューショングループ Health&Food
係長 森井まゆ子
—Profile—
入社以来、おもに消費者調査レポートの企画提案を担当。
お客さまの課題解決のため、そのテーマならではの仮説や問い、分析手法を考えるのが好き。
上司からの「仕事の原点はお客さん」という言葉と、「事件は会議室で起こっているのではない、現場で起きている」をモットーに、年間200件近くのオンラインミーティングを実施。日々変化/進化する顧客ニーズに向き合っている。
福井 淑乃 プロフィール
リサ・リューション事業部 ソリューショングループ Health&Food
データアナリスト 福井淑乃
—Profile—
入社当時は加工食品分野で市場調査や独自調査を担当。
2019年にヘルスケア領域の担当となってからは、消費者調査を専門に調査を行っている。
最近はミラーレス一眼カメラを購入し、旅行先での撮影や周辺機材の収集を楽しんでいる。
―なぜ、今回「腸内環境」の消費者調査を実施したのですか?
森井:2020年から2回目の調査となります。前回版も多くのお客さまに活用いただきましたが、今回も非常に好調です。前回は、コロナが認知されてきた2020年4月の調査でした。あれから2年が経過し、依然としてコロナ禍にいる私たちですが、腸内環境に対する意識や実態はどう変化したのか、また、コロナ以降課題となっている睡眠トラブルやストレスと腸内環境の関係はどうか、クラスタの変化はどうか、さらに「R-1」以来の大ヒットとなった「ヤクルト1000/Y1000」のユーザー動向は、などの仮説をもとに調査設計しました。
―そうなんですね、では、腸内環境の意識や実態の変化はどのようなものだったのでしょうか?
福井:変化はありすぎるくらいありました(笑) まず、腸内環境が悪い原因として、前回の「運動不足」を抜いて、「ストレス」がトップになりました。また、腸内環境が悪いと感じるときの身体の症状として、「不眠・睡眠障害」が10.9ptアップ。さらに、腸内環境におけるコロナの影響は非常に大きく、「コロナをきっかけに新たな腸内環境対策を始めた」人が43.4%と過半数に達する勢いです。自粛生活による運動不足やストレスなどの影響が大きかったことがわかります。また、腸内環境で得たい健康効果は「免疫力」が前回同様トップであり、2020年11月に機能性表示食品として初の免疫訴求となった「プラズマ乳酸菌」の躍進も把握いただけます。
なかでもお客さまからの大きな反響としては、クラスタの変化ですね。お客さんとディスカッションしながらレポートを試読いただくオンラインミーティングの話題はそこに集中しています。今回の調査の肝ですので、ここでの説明は割愛させていただきたく。オンラインミーティングでお確かめいただけたらうれしいです。
―非常に興味深いですね!では、ヤクルト1000ユーザーについてもお聞かせください。
福井:ヤクルト1000のターゲット設定が「30代から50代のビジネスパーソン」だったので、はたしてどうなのか、とデータをみると、会社員が46.4%を占めておりターゲティング通り!と感心しました。さらに、クラスタ別でみると、「美容・ダイエットタイプ」と「アクティブ腸活タイプ」で55%を占めるなど腸内環境対策に積極的な層が非常に多いこともわかりました。これだけヒットしたブランドなのでベンチマークは必須です。ぜひレポートを活用いただきたいと思います。
―ぜひ活用いただきたいですよね!福井さん作成のレポート内容が評判だと聞いていますが、、、
森井:そうですね!お客さまにアンケートをお願いしているのですが、「知りたい設問設定」、「クラスタ分析」、「ビジュアルが見やすい」はTPC消費者調査の魅力の上位です。「知りたい設問設定」の奥には、それを聞く明確な理由がありますし、「クラスタ分析」は、TPC消費者調査には欠かせないキー分析となっており、企画、商品開発のターゲティングに活用いただくことが多いです。さらに、「ビジュアルが見やすい」は本当に読み手に見やすく、プロの仕事だと思います。あまり褒めることがないので褒めておきます(笑)
―すごいですね!ご好評いただていて嬉しいですよね。
森井:大変うれしいですね!腸内環境はお客さまの関心も高く、また2年後2024年に調査を予定しています。時系列データから読み解くことも多いので、どんどんデータを蓄積し、納得性のあるデータ提供ができたらと思います。その頃はコロナも落ち着いていると思うので、新しい切り口の腸内環境になっているのか、と未来を予測するのも楽しいですね。
―最後に一言、お願いします。
森井/福井:最近は、レポートを販売して終わり、ではなく、リサーチャーの意見やエビデンスが欲しいというお客さまも多く、オンライン報告会やオンラインミーティングのご依頼が増えております。互いにディスカッションする中で、課題が解決したり、課題が解決できる提案をしたり、とお客さまと双方向になっているなと強く感じています。
気軽に、なんでもご相談いただけたらうれしいです。
―貴重なお話しありがとうございました。今回インタビューしたレポートは絶賛発売中です。ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。