第12回は、2022年6月6日に発刊した『2022年 女性更年期対策の実態と商品ニーズ』です!女性の更年期の実態とニーズを探るべく、現在、更年期対策として健康食品またはOTC医薬品を摂取している40~50代の女性618人を対象にアンケート調査を実施。女性の更年期症状の実態や対策商品の利用実態、今後の意向などを調査した同レポートについて、弊社リサーチャーの森井 まゆ子と福井 淑乃にインタビューしました!
森井 まゆ子 プロフィール
リサ・リューション事業部 ソリューショングループ Health&Food
係長 森井まゆ子
—Profile—
入社以来、おもに消費者調査レポートの企画提案を担当。
お客さまの課題解決のため、そのテーマならではの仮説や問い、分析手法を考えるのが好き。
上司からの「仕事の原点はお客さん」という言葉と、「事件は会議室で起こっているのではない、現場で起きている」をモットーに、年間200件近くのオンラインミーティングを実施。日々変化/進化する顧客ニーズに向き合っている。
福井 淑乃 プロフィール
リサ・リューション事業部 ソリューショングループ Health&Food
データアナリスト 福井淑乃
—Profile—
入社当時は加工食品分野で市場調査や独自調査を担当。
2019年にヘルスケア領域の担当となってからは、消費者調査を専門に調査を行っている。
最近はミラーレス一眼カメラを購入し、旅行先での撮影や周辺機材の収集を楽しんでいる。
―なぜ、今回女性更年期の調査を実施したのですか?
森井:実は、4回目の企画提案で実査が決まりました(笑)
―4回目ですか!?チャレンジしましたね!
森井:4回目の今年は自分が更年期世代となり、周囲でも調子が悪くなる友人がいろいろと商品を試す、でも、治らない、不調はそのまま、という切実な声を聞くことが増えました。そうした背景から、メーカー訴求と、実際の更年期症状/トラブルのギャップがあるのでは?という仮説提案に賛同いただきました。予約時から反響も大きかったですね。友人たちのトラブルをなんとかしたい、なんとかしてほしい、という想いが実査に繋がったかもしれません。
―きっとそうですね!お客さまからは具体的にどのような反響がありましたか?
森井:「フェムテックの流れに乗りたい/乗り遅れたくない×自社ブランド/自社素材」のマーケティングの強化を目的に予約特典であるシークレット設問もいただくなどお客さまの熱量をすごく感じるテーマでした。
発刊後のオンライン報告会や、オンラインミーティングを重ねる中でこのレポートが2022年の更年期世代の女性の実態を把握できる重要なレポートとなっていることを痛感しています。更年期の症状や悩みを調査したものはたくさんあるかもしれませんが、実際に利用したブランド・成分まで落とし込んだ調査は少なく、開発やマーケティング担当の方から「使えるデータです」とおっしゃっていただくことが多いです。
余談ですが、わたしが入社した当初、女性の担当者様がレポート購入などの権限を持つことがとても少なかったように思います。最近は半々、むしろ女性のほうがレスポンスや決断が早いようにおもいます。お客さまが産休・育休を経てまた一緒に仕事ができるのはとてもうれしく、女性が働きやすい環境になっているのだと感じています。
―実際の調査をしたファインディングスについて、お聞かせください。
福井:TPC消費者調査レポートはWEBアンケートの定量調査ですので、「知りたい」×「使える」内容をできる限り数値化するようにしています。予備調査では、簡略化更年期指数(SMI)を活用し「異常なし」から「精密検査に基づいた治療」まで5段階で把握するなどわかりやすさに努めました。結果、一般女性のうち7割が「異常あり」ということがわかりました。
さらに、今回の最重要仮説である、メーカーの「女性更年期訴求」と実際に女性が悩む更年期症状のギャップも発見できました。ほかにも、女性更年期のビフォーアフターのイメージについて、なる前は「つらい」、「老化」などが上位にきていましたが、実際に自分が更年期世代になると、「誰にでも訪れる」、「自然なプロセス」などのポジティブな意見が上位にくる、など興味深いデータもあります。いつも好評のクラスタは今回6タイプあり、「キャリアタイプ」、「家庭第一第タイプ」などそれぞれの特徴を捉えており、ターゲティングの解像度が高いとおっしゃっていただくことが多くうれしい限りです。
―なるほど!それは面白そうですね!では、記事をお読みのかたに最後に一言おねがいします。
森井・福井:いちど中身をみてもらえたら、すべてがわかっていただけると信じています(笑)。
オンラインミーティングがとても好評ですので、気軽にご活用ください。
ーしたレポートは絶賛発売中です。ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。