第46回は、2023年4月25日発刊の『健康食品の通販事業戦略調査』です!
さらなる成長と拡大を遂げる通販健康食品市場について、大手通販企業から中堅企業、新規参入企業までを徹底調査!
商品展開、使用媒体、顧客サービス、SNSの活用状況などから多角的に分析した当レポートについて、弊社リサーチャーの堀越滉平と前田雅俊に調査のポイントについてインタビューしました!
堀越滉平 プロフィール
リサ・リューション事業部 リサーチグループ Health&Food
堀越滉平
—Profile—
2018年の入社当時から健康食品分野で主にマーケット調査を担当している。
これまで健康食品通販や乳酸菌関連商品、健康食品R&Dなどの調査を行ったほか、
昨年は睡眠サポート食品に関する消費者調査を初めて実施した。
趣味は野球観戦で、大の阪神ファン。2005年以来のアレを心待ちにしながら、甲子園球場によく観戦に行っている。
前田雅俊 プロフィール
リサ・リューション事業部 リサーチグループ Health&Food
前田雅俊
—Profile—
2022年に入社後、ヘルス分野で主に通販健康食品のマーケット調査を担当している。
趣味はMMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)、最近は操作にこだわるために片手キーボードを購入。
―なぜ、今回は通販健康食品に関する調査を行ったのですか?
前田:通販健康食品市場は、弊社で調査を開始した2001年以降成長を続けており、今では6,000億円を超えるマーケットとなっています。
そんな通販健康食品の動向について調査を続けてきましたが、2015年以降は機能性表示食品制度がスタートしたことにより、各社の商品展開や販売戦略が大きく変わってきました。また、2020年からは新型コロナウイルスの感染が拡大したことで外出自粛を行うライフスタイルに変化したことから同市場はさらに拡大しており、市場の動向に注目しておりました。
調査としては、2020年末にコロナ禍で模索する企業の動向を調査しましたが、その後コロナ禍で変化した市場の調査結果を出すことができていませんでした。そのため、今回はウィズコロナ、そしてアフターコロナに向けての主要各社の動向や成長ポイントについて探るべく、調査を実施しました。
―なるほど、そのような背景があったのですね。
では、今回の調査のここに注目してほしい!というポイントがございましたら、是非ともお聞かせください。
堀越:今回の調査は、広告規制が厳しさを増す通販健食市場において、各社がどのような戦略を行っているかに着目しました。
通販健康食品の市場は年々拡大していますが、広告規制も年々厳しくなっており、新規顧客の獲得に苦戦する企業が増えています。広告規制により表現の差別化ができなくなっているなかで、オウンドメディアによるコミュニケーションの強化や、既存商品のリブランディングに切り口を合わせて分析を行っておりますので、ぜひご覧いただければと思います。
―広告規制に着目した調査は目新しく感じますね。
ちなみに通販健康食品市場では、現在どのような商品が注目されているのですか?
前田:注目される商品もコロナ以前に比べて大きな変化が起こっています。コロナ以前は健康増進やロコモ対策を訴求した商品が主流になっていましたが、コロナ禍になったことでセルフケアのための商品ニーズが増加しました。
特に生活習慣病対策や睡眠改善、認知・記憶力向上を目的とした商品の売上が好調に推移しています。代表的な商品として、生活習慣病対策は「内脂サポート」(ファンケル)や「DHA」(DHC)、睡眠改善は「グリナ」(味の素ダイレクト)、認知・記憶力向上は「オメガエイド」(サントリーウエルネス)や「イチョウ葉」(世田谷自然食品)が挙げられます。
今回のレポートでは、訴求別の売上高推移のほかに、主要商品の売上高推移や企業別に訴求別の展開状況も掲載しておりますので、ご参考にしていただければと思います。
―なるほど、時代の変化も知ることができるのですね。
では、最後に今回の調査について、お客様からはどのような感想・評価をいただいていますか?
堀越:「通販に関するレポートは他ではあまりないので、役に立っています!」、「他社がどのような販促活動を行っているのか把握することができ、助かりました!」、「今後この市場への参入を考えており、企業別シェアなどが参考になりました!」といったお声をいただいています。時代の変化によってニーズが変化しやすい市場ですが、お客様の役に立つレポートを作成するためにも頑張りたいと思います!
―本日は貴重なお話しありがとうございました。
さて、今回インタビューした「健康食品の通販事業戦略調査」レポートは絶賛発売中です。ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。