第59回は、2023年9月6日発刊の『2023年 製薬企業のデジタル戦略 ーマーケティングパワー編ー』です!
製薬企業25社(内資系企業15社、外資系企業10社)を対象として、国内の営業システム・組織、デジタルツールの活用状況、MRの生産性および事業戦略の方向性などを調査した当レポートについて、弊社リサーチャーの池邉拓哉に調査のポイントについてインタビューしました!
池邉拓哉 プロフィール
リサ・リューション事業部 リサーチグループ Medical
池邉拓哉
—Profile—
2022年の入社から生産財チームで、メディカル関連の調査を担当。
その後、2023年に世界の皮膚外用薬市場の調査を進めている。
―なぜ今回、製薬企業のデジタル戦略(マーケティングパワー)の調査を行ったのですか?
池邉:前回2019年、製薬企業のマーケティングパワー分析という資料を発刊したのですが、それから4年が経ち、調査結果がどのように変化したのか興味があり、調査しました。
また、新型コロナウイルス感染拡大を通して、デジタルツールを通したMRの情報提供が増加してきた背景もあり、デジタルの活用を軸とした営業戦略という形で、「製薬企業のデジタル戦略」シリーズの一環の調査として、制作したいということもあったのも理由の一つです。
―そうなのですね。今回の調査で明らかになったことはありますか。
池邉:はい。今回の調査の結果の傾向として見られたのは、「リアル(対面)とデジタル」が両立した情報提供の推進という企業方針です。調査対象とした25社の多くがこの方針を採用していたため、今後の製薬企業全体の情報提供のあり方を推測することができました。
―なるほど。それ以外の施策などはどういうものがございましたか。
池邉:はい。AIやデータベース(プラットフォーム)を活用した営業支援、対話型AIチャットボットによる医師への製品情報の提供、営業組織内への直接的なデジタル部署の設置などが傾向として多く見られました。これら施策により、先ほど申し上げましたデジタルの情報提供を推進しているとみられます。
―なるほど。最後にこの資料のここに注目してほしいという部分などございますでしょうか。
池邉:そうですね。「リアル(対面)とデジタル」を両立した具体的な営業(情報提供)戦略、指針などを企業ごとにまとめていますので、どのような違いがあるのかなど、是非とも手に取ってご覧いただけますと幸いです。
―本日は貴重なお話しありがとうございました。
さて、今回インタビューした「2023年 製薬企業のデジタル戦略 ーマーケティングパワー編ー」レポートは絶賛発売中です。ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。