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2024.07.11

リサーチャーに聞く!#85 『2024年 インナービューティの実態とニーズ(第3弾)』調査のポイント

PRESS

HEALTH

第85回は、2024年6月28日発刊の『2024年 インナービューティの実態とニーズ(第3弾)』です!
インナービューティに対する意識や美容のために行っている取り組み、美容食品の摂取実態、今後の意向などを調査した当レポートについて、弊社リサーチャーの近藤加奈子に調査のポイントをインタビューしました!

 

近藤加奈子 プロフィール

リサ・リューション事業部 リサーチグループ Health&Food
近藤加奈子

—Profile—

2024年4月入社、ヘルスケア領域を担当。
学生時代は主に食品や栄養について学び、2024年3月に管理栄養士国家試験に合格。
最近ギターを購入。弾き語りができるまで上達するのが目標。

 


―なぜ、今回この調査を行ったのですか?

近藤「インナービューティ」に関する消費者調査は、2020年・2022年に行っていて、今回が3回目の調査となりました。「インナービューティ」は当社の消費者調査の中でも人気のレポートで、今回も発刊前からたくさんのお客様にご予約いただいておりました。今回の調査目的としては、「ウィズコロナ」から「アフターコロナ」への転換に伴って、「インナービューティ」に対する意識の変化、トレンドの移り変わりなどについて調査することです。また、当レポートでは、サプリメントや美容ドリンクなどの美容食品はもちろん、食事・睡眠・腸活・運動・血流アップなど、体の内側から綺麗になるための行動と対策をトータルに調査しています。さらに、現在使用しているスキンケア化粧品についても聴取しているので、化粧品との関係も把握できる今までにはないレポートとなっています。

 

―なるほど、様々な視点や切り口から調査を行ったということですね。
実際に今回の調査で何か新たな発見はあったのでしょうか?

近藤:今回の調査で分かったことは、「健康的な美しさ」を目指すヘルシービューティの意識や実態です。ヘルシービューティのニーズは、コロナウイルスの影響などを背景に前回調査時から高まっていますが、今回の調査ではそのニーズをさらに深堀りしました。その結果、年齢が上昇するほど美容よりも健康を重視する人が増えていくことが分かりました。さらに、美容と健康それぞれの重要度について尋ねたところ、美容重視から健康重視に切り替わるターニングポイントは27歳であることが明らかになりました。私の予想では、ターニングポイントは30代・40代くらいかな?と思っていたので、予想以上に切り替わる年齢が若く、驚きの結果となりました。

―高年層だけでなく若年層にも健康意識が広がりつつあるのですね。
それ以外にも、今回の調査でここに注目してほしい!というポイントがございましたら、ぜひともお聞かせください。

近藤ぜひご覧いただきたいのは、クラスターについて分析した項目です。当レポートでは、インナーケアを行っている20代~60代の女性を7クラスターに分類しています。一口に美容食品を摂取している人といっても、目的やインナーケアに対する考え方、積極度などが異なっており、クラスターごとに面白い特徴がみられました。
また、クラスター数やクラスタータイプが前回調査から変化しています。特に大きく変わったのは「健康美容」タイプが新しく登場したことだと思います。「健康美容」タイプは表面的な肌悩みの改善だけでなく、「免疫力向上」や「骨・関節の健康」など、根本的に健康になることが美につながると考えているタイプです。前回調査では全体として健康意識は高まっていたものの、クラスターとして現れるほどではなかったので、今回の調査を通して健康への関心がより高まっていることが目に見えて分かりました。

 

―クラスターごとに特徴が異なるのは面白いですね。
では、今注目のトレンドなどはございますか?

近藤「パーソナルケア」と「時計美容」は、注目しておきたいトピックだと思います。まず、「パーソナルケア」について、関連ワードとして「パーソナルサプリメント」と「AI肌診断」への関心を調査しました。その結果、「パーソナルサプリメント」は前回調査からほとんど変化が見られず、全体ではまだニーズが高まっていないと思われましたが、美容食品にかける金額別に関心度をみると、かける金額に比例して「パーソナルサプリメント」の関心度が高くなっていることが分かりました。一方、「AI肌診断」は前回よりも大きく関心が高まっており、注目度が上昇しています。
次に「時計美容」について、摂取タイミングを意識して美容食品を摂取しているか調査したところ、全体の約半数がタイミングを意識していることが分かりました。特に、美容意識の高いタイプはタイミングを意識する人が多く、60%以上となっています。
このことから、「パーソナルケア」と「時計美容」について、今まさにニーズが高まっている途中で、これからさらに高まっていくことが予想されます。

 

―「パーソナルケア」と「時計美容」には今後さらに注目していきたいですね!
最後になりますが、読者の皆様に一言ありましたらお願いします。

近藤当レポートでは美容食品を摂取している人のインナービューティに対する意識や行動を全47問にわたって調査した大変ボリュームのあるレポートとなっております。
先ほどインタビューにてお話しさせていただいたことは、当レポートの一部に過ぎません。レポートの全貌や活用方法など、オンラインミーティングにてお伝えできればと思っておりますので、少しでもご興味をお持ちいただけましたらお気軽にお声がけください!お申込みお待ちしております!

―本日は貴重なお話しありがとうございました。
さて、今回インタビューした「2024年 インナービューティの実態とニーズ(第3弾)」レポートは絶賛発売中です。ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。

 

『2024年 インナービューティの実態とニーズ(第3弾)』