第91回は、2024年7月17日発刊の『2024年 アウトバストリートメントの使用実態と今後のニーズ』です!
女性のアウトバストリートメントに対する意識、利用実態、アウトバストリートメントに対する重視ポイントや不満、今後使用したいブランドなどについて調査。年代別に加えて、「コンシャス」「ビューティエイジング」「コスメラバー」「ビューティ・マス」「セーフティ」「ローコスト」「ノー・リーズン」の7つのクラスター別でも分析した当レポートについて、弊社リサーチャーの松川実生に調査のポイントをインタビューしました!
松川実生 プロフィール
リサ・リューション事業部 リサーチグループ Beauty
松川実生
—Profile—
2021年入社後、化粧品分野で主にマーケット調査を担当している。
これまで通販化粧品、メンズコスメに関するマーケット調査を行った。
日本化粧品検定2級取得。
現在は日本化粧品検定1級、コスメコンシェルジュ資格取得を目指し勉強している。
―今回この調査を行ったきっかけは何ですか?
松川:弊社では、消費者に女性の頭皮や髪のケア意識を聞いた「女性の頭皮・髪に関する意識実態調査」を年に1度、定点調査として行っています。
その中で、オイルなどのアウトバス商品の使用率が年々アップしていることや、アウトバスのケア意識の高まり、新ブランドの勢いなど、市場が活発化していることが分かりました。
しかし、実際の消費者のアウトバストリートメントの使用シーンや、使用目的といった詳細は不鮮明なことが多く、そうした消費者の意識や行動を紐解くことで、皆さまの商品企画や販促活動に活かせるのではないかと思い、調査を実施しました。
―アウトバストリートメントの人気が高まっているんですね!今回の調査で新しい発見はありましたか?
松川:今回とくに興味深かったのは、現在使用しているブランドについてです。
今回の調査では、73ブランドのアウトバストリートメントブランドについての質問を行っており、そのうち、知っているブランド、現在使用しているブランド、次に使いたいブランドといった質問を行っております。
その結果、現在使用しているアウトバストリートメントは、「オルビス(オルビス)」が第1位。数ある一般ブランドをおさえて、サロン専売品である「エルジューダ(ミルボン)」が第2位となりました。「オルビス」は、2011年に発売したロングセラー商品ではありますが、2022年ごろからSNSなどの口コミで急激に人気を博したこともあり、ここ数年で一気に認知度を高めました。
数年前に調査を行っていたら、オルビスはランクインしていなかったのではないでしょうか。そう考えると、消費者の動向や意識の移り変わりによるトレンドの変化なども伺えます。
―ここ数年で消費者の動向がガラッと変わりましたね。そのほか、今回の調査で、ここに注目してほしい!というポイントがございましたら、是非ともお聞かせください。
松川:当調査は、アウトバストリートメントをクリームやオイルといった剤型別、73ものブランドを調査したブランド別、クラスター別、年代別、といった様々な軸で質問をしていることが注目ポイントです。
例えば、剤型ごとの使用目的を見てみると、オイルタイプは「髪のツヤが欲しい」、クリームタイプは「髪のダメージを補修したい」などが上位に挙がるなど、剤型ごとに消費者の使用目的は異なります。また、商品を選ぶ際の重視ポイントでは、全体では「使い方が簡単なこと」や「髪がしっとりすること」などが高くなっていますが、年代別で見ると、20代では「香りがいいこと」が最も高くなっていたり、60代、70代では「軽い仕上がりになること」がTOP3にランクインするなど、年代によって重視ポイントの違いが見られました。
先ほど少し例に上げましたが、オルビスやエルジューダといった特定のブランドに絞り比較をすることでターゲットのニーズを深堀りすることも可能ですし、剤型別の特徴に絞ってデータを見ることで、まだ具体的な商品企画や開発はないが、今後の開発のために基本的な消費者の意識を知っておきたい、という皆様にもお使いいただけるデータとなっております。
アウトバスに関連する調査で、ここまで深堀りしている調査は他には無いと自負しています!皆様の目的に合わせた解像度の高いターゲット把握で、より精度の高い戦略立案が可能となっております。
―今回の調査について、お客様からはどのような感想・評価をいただいていますか?
松川:さまざまな視点でアウトバストリートメントユーザーを分析できることに、大変ご好評をいただいております。
さらに、レポートをご購入いただいたお客様には、アフターフォローサービスとして無料でクロスデータをご提供させていただいております。
実際にご活用いただくなかでレポートのデータをもっと詳しく分析したい場合は、弊社でデータ加工をさせていただきます。また、疑問が生じた場合には、それぞれに応じたデータを用意し、仮設の構築や分析をさせていただいております。アフターフォローもしっかりしており、とても参考になったとありがたいお声をいただいております。
―嬉しいご感想ですね!
最後になりますが、読者の皆様に一言ありましたらお願いします。
松川:くり返しになりますが、アウトバスケアに関する質問を計36問行っており、さまざまな切り口でアウトバストリートメントの使用実態を徹底分析しています。
この一冊で商品企画、開発、ユーザー分析、販促など、あらゆる目的にご活用いただけるレポートとなっておりますので、現在アウトバストリートメントを展開されているお客様、これから展開予定のお客様、ヘアケアを展開されているお客様は、実際にレポートをご覧いただきながら、データの活用イメージや、課題解決のご提案などさせていただければと思います。
ぜひお気軽にオンラインミーティングでのご試読をご活用ください!
―本日は貴重なお話しありがとうございました。
さて、今回インタビューした「2024年 アウトバストリートメントの使用実態と今後のニーズ」レポートは絶賛発売中です。ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。